私のパソコン歴(11) : 大学4年でやったこと

大学4年は2,3年ほど精力的には活動していなかったが、それでもアウトプットがあった。

アルバイト

先輩に紹介してもらって、東京国際大学の教授さんに個人でアルバイト。 月一でおいしいごはんをもらいつつ1人だけでWebシステム開発をやっていた。 実現したいことを一生懸命伝えてくれるので、上手い落としどころを探る練習ができた。

やさしい日本語言い換えシステムの開発

最初は先輩から引継いだRubyコードを保守していたが、n段ネストかつ数百行にわたる巨大関数に心が折れてフルスクラッチで書き直すことに。 ルールベースの書き換えシステムなので、実現したいルールを聞いて汎用性を調節した。 trieを用いたルールマッチング機構をRubyで実装し、Sinatraを使ってWebシステムにした。

辞書作り支援システム

傍らでやった別システム。いろんな言語に対応する辞書作りを支援するシステムを作った。 途上国ではインターネットの品質が安定しないため、担当作業ぶんダウンロードして編集ぶんをアップロードする形式にした。 素人でも扱いやすいデータ形式にするため、Excelファイル形式で出力とインポートを行った。

卒業研究

結局、機械翻訳は断念。 Twitterのつぶやきの連投を検知してまとめる研究を始める。 成果が出るのが遅れたが、最終的に先行研究である先輩の性能を超えることができた。 意義のある研究テーマを設定するのはとても難しいことなんだと実感。

Life is Tech!

中高生にプログラミングを教えるLife is Tech!という企業のメンターに応募。 丁寧な研修を受けた。といっても技術的には既に知っていることばかりだったので、どちらかというとメンターとしての心構えなどを主に勉強させていただいた。 何回か体験会に参加し、夏のキャンプに1回参加した。 子供たちの飲み込みはとても早く、また人生を変えるかもしれないきっかけに立ち会えたことに純粋な喜びを感じた。 古株メンターや社員の方々は子供たちの安全を第一に考えるプロフェッショナルで、教育に誇りを持っているのが恰好よかった。