私のパソコン歴(2) : Webページ作りにハマった小中学生

小学5年のとき、自分でWebページをゼロからタダで作れることを知った。 お小遣いのない小学生にとって材料費のかからないWebページ作りはとても魅力的で、どっぷりとハマった。 パソコンの好きな同級生に自慢し、お互いに新しく覚えたHTMLタグや無料のレンタルサーバを教えあった。

Webページを作ることで学んだもの

「Webページを作る」という経験は、プログラミングを始める前準備として非常によく活きた。 これを通して学んだものは3つある。

出来上がる「実体」ではなく「指示書」を触るもどかしさ

WebページはWordやExcelのように完成形を見ていじりながら作るわけではない。 どんなに色々な図や文字飾りが多彩なレイアウトで構成されていても、「ここの字を赤くして」とかマウスでクリックはできない。ではどうやって作るか。

Webページやプログラムを作るには、「ソース」と呼ばれるコンピュータへの指示書のようなものを書いて作る。 指示書といっても味気ないもので、人間向けと違って別に色や文字の大きさで飾りつけたりはしない。ただの文字の羅列である。 面倒なだけで、その気になればWindowsのメモ帳でも書くことができる。

「作りたいそのもの」ではなく、「指示書」を書く、というのはスイカ割りの野次馬みたいな感覚だ。思った通りにならないことが多発する。 自分の書いたソースをコンピュータはどう解釈するのか、よくよく考える必要がある。 一気に書くのではなく、ちょこちょこ書きながら動作を確認する姿勢はここで身に着いた。

英単語への慣れ

コンピュータへの指示は基本的に日本語を使わない。 Webページは内容こそ日本語だが、コンピュータへの指示部分(HTMLタグ)は英語で書く。 何度も打っているうちに慣れてきた。

自分で情報を探すコツ

Webページを作っていると、わからないことが出てくる。 Googleで検索するときの単語選び、サンプルコードのパクリかたなどはここで覚えた。

尻切れトンボ感があるので今度追記する。 明日は高校生のときの話。